2025年度薬友会関東支部会は終了しました。
次回2026年度の開催日時は不明です。決まり次第、ホームページでお知らせします。
2025年度 薬友会 徳島文理大学 関東支部会報告
・日 時:2025年8月24日(日)11:30~12:30
・場 所:アリスアクアガーデン トウキョウ 銀座
・参加者:16名
・講演会:「ヒト疾患とモデル動物から究明する亜鉛の重要性:亜鉛がなぜ生命維持に必要なのか?」
徳島文理大学薬学部・教授 先端医療薬学コース 病態分子薬理学研究室 深田俊幸先生
◆ご講演要旨(深田俊幸先生)
三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)とともに健康に必要なミネラルとして、亜鉛や鉄などがある。それらの過剰な細胞内の蓄積は細胞障害と病気をもたらすため、健康維持のためには金属輸送体(トランスポーター)による厳密な制御が必要。
がん悪液質患者や同疾患モデルマウスの骨格筋に金属トランスポーターZIP14が発現上昇し、過剰な亜鉛が骨格筋へ導入され、骨格筋の喪失が促進されたり、ZIP14を介する肝臓への鉄の蓄積は、鉄過剰症をもたらすことが紹介された。
亜鉛トランスポーターの重要性を医療現場である我々も患者さんとの対話で役立つことを認識できた。
◆支部報告
・支部会計報告がなされ参加者の賛同を得た。(なお、関東支部監査役および支部長会での既承認済を追加発言)
以上

